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2011年12月30日作成 2012年2月29日更新

レーザープリンターのトナー転写でプリント基板を製作

レーザープリンターのトナーを生基板に転写してプリント基板を作ることができるようなので、試してみました。

レーザープリンターにはブラザーの複合機 DCP-7010 を使用。エプソンやキャノンのプリンターのほうがやりやすいようですが、ブラザーのプリンターでも成功しました。

用意するもの

作業の様子

OHPシートに洗濯のり(PVA)を塗って乾かす。粘度が高くて塗りにくい時は、ぬるま湯で少しだけ薄めると塗りやすくなる。

厚塗りをする必要はなく、ムラ無く塗れていれば良い。水たまりのように厚く塗ってしまうと、表面が荒れるせいかパターンを基板に転写する時に定着が悪くなるように感じました。

絵の具を少しだけ混ぜて着色すると、塗りムラがわかりやすい。

乾かす過程で埃が付着するとパターン欠けの原因になるので、細かいパターンを作るときにはドライヤーやヒーター等を使って短時間で乾燥させたほうが良いように思います。

パターンをレーザープリンターで印刷。A4のOHPシートを半分に切ったA5サイズくらいが使いやすい。

アイロンを予熱しておく。あまり温度が高すぎると、OHPシートが熱で縮んでしまったりするのでうちのアイロンだとこのくらいの設定。「毛」と「綿」の中間くらい。

生基板は銅箔面をクレンザーとスコッチブライトで洗って脱脂しておきます。クレンザーとスコッチブライトを使うと適度に銅箔面が足付けされて具合が良いです。(本家スコッチブライトは値段が少し高いので、5枚で100円とかのナイロンたわしで十分です)

脱脂・足付けした生基板にOHPシートを重ね、アイロンで軽くこすってOHPシートを密着させる。これでシートが簡単には動かなくなる。

アイロンを載せて、基板の温度を上げる(予熱する)。まだ押さえつけたりせず、乗せるだけ。

アイロンの温度を上げて、グイグイ押し付ける。OHPシートが縮まない程度で、なるべく高い温度の方が良い感じ。

プリンター(使用しているトナーの特性)によってちょうど良い温度が異なるので、何度かテストして適温を探る必要があります。

圧力をかけると黒い部分が少し白っぽくなる。

冷えてからペリペリペリとOHPシートを剥がすと、レジストが出来上がっているので、エッチングする。

アイロンの温度が低すぎて失敗。失敗したらガソリンでトナーを拭きとってやり直します。メチルアルコールではトナーが溶けませんでした。ラッカーシンナーなら溶けるような気がしますが、ガソリンのほうがかなり安価。

アイロンの縁で押さえすぎてパターンが潰れた例。温度はこのくらい高いほうが良い。

アイロンの温度が高すぎてOHPシートが縮んで失敗した例。

上手くいけば0.5mmピッチのフラットパッケージ用のパターンもきれいにエッチングできます。

150mmx160mmサイズ。面積が広い時には一発目のアイロン掛けで気泡が入らないように注意。(ステッカーを貼る時と同じ)

こんなのを作れます。穴開けが面倒。

OHPシートの代わりに普通のコピー用紙に洗濯のりを塗って、OHPシートの時と同じように転写すると、転写は出来るんだけれども定着不良にになりました。

紙で断熱されるのか、表面が平滑でないせいなのか…

普通紙を使用すると、転写後ぬるま湯に浸けておけば洗濯のりが溶けて無理なく剥がせるので、うまく定着できるようになるなら普通紙を使ったほうがきれいな基板を作ることができそうです。


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